ゲーム制作2026.07.14

初心者がGodotで2Dゲーム制作を始めた理由と導入までの流れ

初心者がGodotで2Dゲーム制作を始めた理由と導入までの流れ

ゲーム制作未経験の私が、2Dゲーム用の開発環境を比較し、Godotを選んで実際に制作を始めるまでの流れを紹介します。

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「いつか自分でもゲームを作ってみたい」

そう思ったことはあっても、プログラミングや素材作りを考えると、なかなか最初の一歩を踏み出せませんでした。

それでも、Webサイトやツール制作でAIを使うようになり、分からないことを調べながら少しずつ作れば、ゲーム制作もできるかもしれないと思うようになりました。

そこで今回、無料で使えるゲームエンジン「Godot」を使い、2Dゲーム制作を始めました。

この記事では、ゲーム制作を始めた経緯、開発環境の比較、Godotを選んだ理由、導入までの流れを紹介します。

1. ゲーム制作を始めた経緯

現在作っているのは、スマートフォン向けの2Dアドベンチャーゲームです。

同じ時間を何度も繰り返しながら、少しずつ状況が変わっていく「ループもの」を考えています。

ゲームには、次のような要素を入れる予定です。

  • 2Dマップの移動
  • 部屋や物の調査
  • キャラクターとの会話
  • 選択肢による分岐
  • セーブ・ロード
  • 周回による変化
  • スマートフォンのタッチ操作

ゲーム制作は初めてなので、いきなり完成を目指すのではなく、まずは短く遊べる試作品を作ることにしました。

タイトル画面、移動、会話、選択肢など、ゲームの土台になる部分から少しずつ作っています。

最初からすべてを理解する必要はありません。

「キャラクターを動かす」「会話を表示する」といった小さな目標に分けると、ゲーム制作は意外と始めやすくなります。

2. 2Dゲーム制作環境の選定

ゲーム制作を始めるにあたり、まず迷ったのが「何を使って作るか」です。

今回は、次の条件を重視しました。

  • 無料または低コストで始められる
  • Macで開発できる
  • 2Dゲームを作りやすい
  • スマートフォン向けに出力できる
  • 会話だけでなくマップ移動も作れる
  • 独自の仕組みを追加しやすい

主な候補を簡単に比較すると、次のようになります。

開発環境 特徴 向いている人 気になった点
Godot 無料で軽量。2D機能が充実している 小規模な2Dゲームを自由に作りたい人 日本語の情報はUnityより少なめ
Unity 利用者が多く、2D・3Dの両方に対応 将来3Dゲームにも挑戦したい人 初心者には機能が多く感じやすい
GameMaker 2Dゲーム制作に強く、完成まで進めやすい 2Dアクションなどを効率よく作りたい人 出力先によって費用や条件の確認が必要
RPGツクール RPGに必要な機能が最初からそろっている 王道のRPGを手軽に作りたい人 独自システムを増やすと工夫が必要
ノベルゲーム向けツール 会話、立ち絵、選択肢を作りやすい 文章中心のゲームを作りたい人 自由なマップ移動には向きにくい

どのソフトが一番優れているかではなく、作りたいゲームに合っているかが大切です。

RPGを作るならRPGツクール、文章中心ならノベルゲーム向けツールの方が早く完成する場合もあります。

今回のゲームでは、会話だけでなくマップ探索や独自のループ処理も必要です。

そのため、ジャンル専用のツールではなく、自由度の高いゲームエンジンを選ぶことにしました。

3. Godotを選んだ理由

比較した結果、今回はGodotを選びました。

無料で始められる

Godotは無料で利用できます。

ゲーム制作が続けられるか分からない段階でも、費用を気にせず試せるのは大きなメリットでした。

2Dゲームを作りやすい

Godotには、2Dマップ、キャラクター表示、当たり判定、アニメーションなどの機能が用意されています。

今回作りたいゲームと相性がよく、3D機能を使わなくても2D専用の画面で作業できます。

動作が比較的軽い

Godotはエディタが比較的軽く、起動も早めです。

少し修正してすぐ確認する、という作業を何度も繰り返す個人制作では、この手軽さが助かります。

独自の仕組みを作りやすい

今回のゲームでは、プレイヤーが死亡すると最初の部屋に戻り、一部の記憶だけを引き継ぐ仕組みを作る予定です。

Godotなら、会話、フラグ、シーン移動などをスクリプトで自由に組み合わせられます。

AIに相談しながら進めやすい

Godotでは、GDScriptという比較的読みやすい言語を使えます。

分からない処理をAIに質問したり、エラー内容を伝えて修正案を出してもらったりしながら開発できます。

もちろん、AIに任せるだけで完成するわけではありません。

それでも、一人で調べ続けるより「次に何をすればよいか」を整理しやすくなりました。

4. Godot導入の流れ

ここからは、MacでGodotを使い始めるまでの流れです。

Godotをダウンロードする

Godotの公式サイトから、Mac向けのファイルをダウンロードします。

GDScriptを使う場合は通常版、C#を使う場合は.NET版を選びます。

初めて使う場合は、追加の環境構築が少ない通常版が分かりやすいと思います。

アプリケーションフォルダへ移動する

ダウンロードしたファイルを開き、GodotをMacの「アプリケーション」フォルダへ移動します。

初回起動時にMacの確認画面が表示された場合は、内容を確認して起動を許可します。

新しいプロジェクトを作る

Godotを起動すると、プロジェクトマネージャーが表示されます。

「新規プロジェクト」を選び、次の内容を設定します。

  • プロジェクト名
  • 保存先フォルダ
  • レンダラー

今回のようなシンプルな2Dゲームでは、モバイル端末との相性を重視したレンダラーを選べば十分です。

最初の2Dシーンを作る

プロジェクトを開いたら「2Dシーン」を選びます。

Godotでは、画面やキャラクターなどを「シーン」という単位で作ります。

例えば、次のように分けて管理できます。

TitleScreen.tscn
Player.tscn
Room0.tscn
MessageWindow.tscn

最初は難しく見えますが、「タイトル画面」「プレイヤー」「部屋」と部品ごとに分けるだけです。

シーンを保存して実行する

作成したシーンを保存し、実行ボタンを押します。

最初は何も表示されない画面でも問題ありません。

自分で作ったプロジェクトが起動した時点で、ゲーム制作の最初の一歩は完了です。

5. 実際に始めてみて感じたこと

ゲーム制作を始める前は、かなり難しいものだと思っていました。

実際に始めてみると、覚えることは多いです。

当たり判定の大きさを間違えたり、会話中もキャラクターが動いてしまったり、画面を切り替えたら処理が二重に動いたりと、何度もつまずきました。

それでも、一つ直すたびにゲームらしく動くようになります。

最初は四角い仮画像でも、キャラクターが動くだけでかなり楽しいものです。

完成したゲームをいきなり想像すると大変ですが、まずは次のどれか一つだけでも十分です。

  • 画面にキャラクターを表示する
  • キー入力で動かす
  • 調べたら文章を表示する
  • ボタンを押したら別の部屋へ移動する

小さな機能を一つずつ増やせば、少しずつゲームになります。

6. まとめ

今回は、ゲーム制作を始めた経緯と、Godotを選んだ理由、導入までの流れを紹介しました。

Godotは、次のような人に向いていると思います。

  • 無料でゲーム制作を始めたい
  • 2Dゲームを作ってみたい
  • マップ移動や会話を自由に組み合わせたい
  • AIに相談しながら少しずつ学びたい
  • 自分だけの仕組みを入れたい

最初から難しいゲームを作る必要はありません。

キャラクターが動く、文章が表示される。それだけでも立派なゲーム制作のスタートです。

「ゲームを作ってみたい」と少しでも思っているなら、まずはGodotを起動して、空のプロジェクトを一つ作ってみるのがおすすめです。

次回は、Godotの基本となる「ノード」と「シーン」の考え方や、実際にプレイヤーを動かすまでの流れをまとめる予定です。